お父さん
自分が父になって、自分を育て見守ってくれていたお父さんの愛情を知るようになりました。
「親孝行したい時に親はもういない」とはよく言われますが、今それを痛感しています。
お父さんには最後の最後まで心配をかけ、私の体調や仕事、家族の事を気遣ってくれましたね。
自分自身も体調が悪いにも関わらず、真冬に突然うちに来て、私たち家族の様子を見に来てくれましたね。本当に嬉しかったし、一緒に食べた夕食がとても楽しかったです。
結局は、あの時が最後になってしまいましたね。
実はここ数年は、お父さんと会うときは、「もしかしたら今回が最後かもしれない・・」と考えながら接してきたのですよ。
それにも関らず、いつも大した親孝行もできず、年に数度ぶらぶらと一緒にドライブに行ったり、ご飯を食べに行ったりするだけでしたね。
それでも一緒にいると安心したし、家族を大切にしてくれているお父さんの暖かさがとても好きでしたよ。
病気で自分が運転できなくなると、私や母に運転させて、「次の信号を左に」、「もう少しスピード出して」・・・よくこのような指示を出していましたね。車が好きでしたからね。
その時はあまり思っていませんでしたが、今思うといい思い出です。
もう叶わぬ夢となってしまったけど、またお父さんと一緒にドライブに行きたいです。
また勉強だけでなく、豆腐の作り方、船の作り方、速く走る方法など色々教えてくれましたね。
そしてよく私を褒めてくれましたね。でも叱る時も、本気で叱ってくれました。
お父さんは真面目にコツコツ生きてきましたね。私はそんなお父さんを見て育ちました。
今、お父さんをを誇りに思います。
私も、家族に愛される父親になれるよう、これからもがんばっていこうと思います。
これからは天国から私たちを見守ってください。
父の逝去に際して沢山の親戚・友人から、励ましのお言葉を頂きました。
この場をお借りして、お礼を申し上げます。
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