クスリだけじゃ治らない

うつ病と診断されるずっと前からだけど、今まで色んな種類の薬を飲んできた。(正直、今はもう何の薬を飲んでいるか覚えるのも面倒なので、言われたまま飲んでいる。

クスリがあれば、眠れたり、不安や動悸、胃もたれ、便秘、身体の痛みは一瞬和らぐ。

でも入院して思った。いや、大発見に気づいた。

本当に直そうと思ったら、クスリだけでは治らないって事。

ポイントは 2つ。

一番重要なのは、自分の気の持ち様だ。
自分の気持ちを、上手くコントロールしようと自らが努力するかだ。
入院患者さんの中には、それに気づけないでクスリだけに頼ってる人も多くいる事がわかった。
(自分も以前は、そうだったけど)

そして病気が治らないのを、ずっと薬や、先生や他の患者さんのせいにしている。
また、患者さん同士(主に女性同士)で嫌に恨み合ってるようで、
日に日にエスカレートしていっているようだ。
僕は、そういうのに巻き込まれたくないので、どのグループにも属さない中立な立場を取ってきた。
それでも、あるグループに引き込まれそうになって、気分が相当疲れた。
とにかくその人達とは、明日でサヨナラだから、若干気分が楽になるだろう。

そして二番目に重要なのは、家族や、親戚、友人等の周りの理解がある事だ。
自分の場合は、とても幸運な事に、多くの方の応援をいただく事ができた。
とてもありがたいことだと、つくづく感じた。
何故なら、他の患者さん達の話を聞くと、殆どの人が周りの人に理解されておらず、理解しようとする気持ちすら持っていないとの事。

酷い方は、自分の実の息子や娘に「怠け者！家から出て行け！」と罵られたり、「お父さん」とは呼ばれず「田中さん(仮名)」等と他人行儀に苗字で言われたり、、、本当にその男性が可哀想になって来る。

また別のある人は、面会に来た実のお姉さんが、来て早々、ベッドで眠っている弟に対して『何眠ってるの!? 早く起きなさいよ! もう起きないなら、もう二度と来ないから！』と言って帰った女性もいた。
病人が寝てるくらい、自然だと思うし、もっと弟さんの事を気遣ってあげたら良いのに。。。って思った。


もう一回纏めると、本気で治すのだったら、(1)自分の努力と、(2)周りの理解と支えが、絶対に必要だ。。
薬は、あくまでも、一時凌ぎにすぎない。

この一ヶ月で自分でも成長できたと思った。
自分へのご褒美は何にしよっかなあー。へヘへ。