おばあちゃんの、生い立ちの記

二年前に亡くなった静子おばあちゃんの生い立ちの記のスキャン画像を兄が送ってくれた。
(下の方にその画像を貼り付けて置きましたので、読んで頂けると幸いです。合計6ページです。)

まず、僕はおばあちゃんの生い立ちの記があるなんて、知りませんでした。
昨日兄が病院へお見舞いに来てくれた時に、生い立ちの記の存在を教えてもらいました。

最初は軽い気持ちで、おばあちゃんの幼少時代の事を知る事ができると云う好奇心だけで読み始めましたが、途中から結婚、出産、そして戦争の話題に入ると、切なさのあまり自然と涙が出て止まらなくなりました。

おばあちゃんは、生前いつも孫の僕らに対して笑顔で接してくれていましたが、おじいちゃんの事や、戦争の事を多く語りませんでした。
それは多分、話すと当時を思い出して、辛くなってしまうからだったのかも知れません。

この記事を読むと、おじいちゃんに戦争の召集がかかった時の心情や、終戦後死亡の公報があった時の絶望感は、想像を絶する辛らさだった事が感じ取れます。

邦夫おじちゃんも、亡くなる間際には、三人の息子と妻(おばあちゃん)、そしてお母さんよりも先に死んでしまう事に、とても無念を感じて悔しかったのだろうと思います。

戦争は本当に残酷だと改めて思いました。何の罪も無い家族が国際政治の対立によって引き裂かれる。。。本当に惨いです。

この記事を読んで、自分は平和で幸せな環境で育ってきたと感じました。
そして自分の健康(命)を、もっと大切にしないといけないと思い直しました。
更に自暴自棄になっていた先日の自分を反省しました。
一度しかない人生、もし自分の夢を追いかけられるチャンスがあるのなら、挑戦しないのは損だとも感じました。

どんな人間にも平等に与えられている1人に1つしかない命は、まず自分で大切にしないといけない。
自分で自分を大切にしないと余裕がなくなり、周りの人達にも優しくできない。

辛い時代を生き抜いてきた静子おばあちゃんは、いつも僕ら孫に笑顔で接してくれた。きっと自分を大切にしてきたからだと思う。97歳と云う長寿であった事からも分かる。

さて、戦争を経験していない私達も、おばあちゃんの生い立ちの記等を通じて、戦争の怖さや悲惨さを語り継いでいかなければならない。
そう思い、兄と相談して、おばあちゃんの生い立ちの記を公開する事にしました。
6ページと、少々長く感じるかもしれませんが、多くの方に読んでもらえる事を願っています。

コメント

陳 さんのコメント…
おばあちゃんの記事を読むと、人間が一生普通どれぐらいの苦痛を耐えなきゃいけないのか、少し分かったような気がする。穏やかに、強く生きることだね。
金澤 良晃 さんの投稿…
陳様、全部読んでくれてありがとう!
(ちゃんと仕事してる?(#^.^#))

うん、穏やかに強く生きれる様になりたいね。
陈 さんのコメント…
呵呵,我当然好好工作了。我下班以后看的老金的博客,放心吧。